
カナザワ映画祭2026 於 金沢21世紀美術館シアター21
初日9/4(金)
1.幻日
マスクフェチ映画。
2.白日夢
大ヒットハードコアポルノらしいが、局部を別アングルのカットをかぶせるという雑な編集で何をやっているか全くわからない。しかも別アングル映像が同期していないのがストレス。全裸でホテルを脱出してデパートに迷い込む一連の場面は良かった。
ググると海外版の無修正バージョンが見られたが、あのわけのわからない修正の下で本当にやっていたんだな。WikipediaをみるとプロジェクトXかというくらいに並々ならぬこだわりをもって制作された作品のようで笑った。
3.華魁
明治期?の遊郭の話。刺青師の話かと思いきやとんでもオカルトコメディに。これも修正が酷すぎて興醒め。いい大人が自分の意思でちんことまんこを見て何が悪いんだよとこの国の法律の馬鹿馬鹿しさにほとほと呆れる。
4.性輪廻〈セグラマグラ〉死にたい女
若松孝二作品。三島由紀夫の自決に影響を受けた作品とのこと。ウジウジした男女の痴情の話だが、ラストはすっきりする。俺はお前らとは違うんだという意思の表明がクール。
5.犬とおばさん
クラシックなピンク映画がつづいたが、90年代の作品ともあってなかなか際どい描写が多く、ほとんどAVといっていい。ただフィルムで美麗な映像は同年代のそれとは一線を画している。こんな映画を通じてフィルムの良さを実感。
2日目9/5(土)
6.満願旅行
映画祭紹介のあらすじだと全てが夢だったような書き方だったが、夢だったのは一部分で全体的にはハーレムコメディ。フランキー堺がバキ童ことぐんぴぃに激似。
7.雌が雄を喰い殺す かまきり
絵に描いたような金持ちキモ親父の遺産を狙う悪女モノサスペンス。香山美子の若い頃が可愛い。目が良い。
8.雌が雄を喰い殺す 三匹のかまきり
続編かと思いきや、話に繋がりはない。ファムファタルサスペンス色はより強まる。今作でも香山美子は美しい。プレイボーイ大場を演じた根上淳も良い。
9.女獄門帖 引き裂かれた尼僧
二階堂ふみ似の主演女優が良い。内容は時代劇にエログロオカルトを盛り込んだエクスプロイテーション。ラストの実際に炎に取り込まれた中でのアクションシーンがすごい。なんとも言えない気味の悪い子役のルックスがなんか気になる。
10.死んでもいい経験
現代の韓国映画の第一人者たちが影響を公言するキム・ギヨン監督作品。思ってたより変な映画。当時の韓国の保守的な家父長制を戯画化したような印象。
11.オーディション
一応これを目当てにやってきた。
彼女の部屋に切り替わる瞬間から急に怖すぎる。袋が急に動き出すところでビクッとした。ヒロインの椎名英姫は薄い顔立ちと抑揚のない話し方が役と相まってとんでもなく恐ろしく見える。その後もっと活躍しても良かったはずだが、それだけこの映画に奇跡的にマッチしたんだろうな。怖い話であるものの嘘をついて嫁探しオーディションなんてするやつはこういう目にあって然るべきともいえる。
3日目9/6(日)
12.接吻
これも目当て。
ベースは構成や脚本重視の映画でともすれば退屈な印象を抱きかねないが、小池栄子の危うい感じがストーリーをずっと牽引してくれる。衝撃のラストとはこのことを言う。当時バラエティタレントだった小池栄子の見方が一気に変わった。

